9月30日(土)と10月1日(日)の両日、高知県立牧野植物園で催される食のイベント、
「まきので“食べる”を考える」に出店します。お客様と直にお話しできるのを楽しみにしております。
9月30日(土)と10月1日(日)の両日、高知県立牧野植物園で催される食のイベント、
「まきので“食べる”を考える」に出店します。お客様と直にお話しできるのを楽しみにしております。
圧倒されるほどの獣害から始まった今シーズン。作付け予定地を大幅に変更することになり日程的にも体力的にもギリギリな中、向こう4年間受けることになった部落会計の仕事や伐り倒した支障木の後始末などがあり、ピクルスの仕込みと畑仕事のリズムを作るのがなかなか大変でした。地域と向き合うことのむずかしさを実感することはしばしばです。自分たちの暮らしをより良くするために何か事を動かせば、波風はどうしても立つものなのかもしれません。しかし、いずれにしても乗り越えなければならなかったことであり、今後を見直し前進させる節目の年となりました。
結果的に、ものによっては例年よりも仕込数を減らす、もしくは仕込めないものもありますが、なにとぞご了承ください。
キュウリや生姜は例年通りです。冬作はペースを持ち直すよう、人参や大根、蕪などの種蒔きを順次進めています。
軽トラ効果で敷き草をたっぷり、調子よさそうです。
埼玉県越谷市の空+kanさんで催されている、
Tokiko Kurokawa glass exhibition〜ガラスとピクルスと〜
香川県に工房を持つ黒川登紀子さんからお声掛け頂き、夏に活躍するガラスたちの展示会にイクピクルスもご一緒させて頂いております。
お近くの方はどうぞ足をお運び下さい。
期間:2017,7,13〜7,25
このところ、私の携帯に連絡しても繋がらないけど?と心配される件がつづきまして、ここで、改めてお知らせさせて頂こうと思います。
嫁のを残し、私は携帯電話を4年前の2013年に解約しており、現在は使っていません。
同じ番号は既に他者が使っていて、「現在、その番号は使用されていません」とはならず、掛かってしまいます。なので、携帯に何度掛けても出ない、または掛け直してくることもない、いっこうに繋がらない、ということが度々起こってしまいました。
ご心配をお掛けしているかもしれませんが、家の電話番号はホームページやリーフレットにも掲載していますので、ご連絡の際にはそちらの番号、もしくはメール等でよろしくお願い致します。
6月に入りいよいよ春の作付けが大詰めです。キュウリの支柱建てが急がれる中、その前にオクラの種蒔き、梅の収穫前の手入れを進めています。
ズッキーニについては植え付け後、はじめて虫除けの不織布を掛けずに通しました。瓜バエが執拗について初期生育が伸び悩み、株によっては消えそうなものも出ましたが、大方は何とか乗り切れたようです。近在の農家さんは肥料袋で囲って防ぐのですが、うちは肥料を買わないので適当な囲い資材がなく、高くはつきますが不織布をトンネルがけしてきました。しかし、不織布は獣や虫の影響もあって劣化しやすく、また、竹を割ったトンネルとの相性が悪い(引っ掛かって破れやすい)こともあって、使わなくていいのなら使わないようにしたいと考えていたのです。キュウリも同様に掛けなかったのですが、畑と苗の状態がよく、植え付け後スムーズに活着したこともあって殆ど停滞せず、瓜バエに葉を食べられるよりも生長する勢いが勝った感じでした。
白ネギの苗はセルトレイに蒔いて発芽を安定させ、葉が二枚目に代るころ苗床に移植しました。ここでもう少し大きくしてから本圃に植えつけます。このやり方が今までで一番理にかなっている感じがします。手入れもやりやすく、苗ものびのびと育っています。
植え付けのやり方も変える予定で、当初は管理機で畝の真ん中を割り、一条で植えていましたが、不耕起の利点を生かせていないと感じていました。そこで、昨年は平スコップで2条、畝を切るように溝を掘りました。その作業は草の根や株を切るのがなかなかハードで、土が堅かった事もあり、苗の定着もよくありませんでした。今回は苗を必要ならば更にもう一度、段階を分けて大きく育て、本圃には何か適当な物で穴をあけて一本一本植えていくつもりです。
鷹の爪は既に植えましたが、その他の果菜類、ナス、ピーマン、万願寺とうがらしの苗は順調に育っています。ナスは一番果が付き始めているので、今週が定植適期になります。
にんにくの収穫は無事に終わりました。しばらく雨は降らないようなので、しっかり乾かせそうです。
こちらは生姜と紫蘇の畑です。生姜はもうじき芽が出てくるので草刈りと敷き草を急がなければなりません。
春キャベツも順調に育っています。
畑では、コリンキーやキュウリの植え付けとありつくまでの水やり、果菜類の植え付けと鉢上げ、ピクルス仕事では、蕗やにんにくの芽の仕込みに一区切りがつき、直に始まるズッキーニの収穫を前に、念願の山登りをしてきました。
山で食べるご飯は最高においしい。今回はお稲荷さんを持って行くんだと朝から張り切って作ってくれました。おやつには黒棒とコーヒーを。
昨年は史跡をまわるだけで終わってしまった旧別子銅山。その営みがあった谷から見上げると圧倒的な存在感をもってそびえるのが赤石山系です。銅山越えという道が辛苦の末に通され、今では木漏れ陽の中を数十分も歩けば新居浜の街が望めます。かつて、山の木々は切り尽くされ、有毒ガスを含んだ煙に覆われ、落石や地滑り、滑落の絶えない危険な道だったはずですが、それを想像することが難しいほど、穏やかな新緑に覆われていました。
往復6時間、ふらふらになりながらも、身体に油を注すいい運動になりました。
嫁とはペースが違うので、私が先に行って立ち止まるをくり返します。それが私にとってはいい休みになり、追いつけばさて行こうとなるわけですが、それでは嫁が休めません。かといって、同じペースで歩こうとすると一歩一歩ブレーキを掛けることになるので、私の余裕がなくなる。なので、時々、意識的に長めの休みを取り、食べ物や飲み物を補給するようにしています。二人とも初心者ですから余裕は大事です。
日暮れ間近の帰りでは、調子が出てついスタスタ行ってしまい、立ち止まってもなかなか姿が見ないほど距離が開いてしまいました。ひとりで大分心細かったらしく、「泣くぞ」と言われてしまいました。まあ、そんなこんなで楽しい山登りでした。
今年も仕上がりました、蕗のピクルス。
鳥がさえずり朝日が差しはじめる中の収穫は何とも清々しいもので、毎年同じことを言っているかもしれませんが、毎年新鮮に感動してしまいます。
いく農園は漬け物製造業なので湧き水はそのまま塩素処理せずに使うことができます。その違いが一番出るのはこの蕗のピクルスかもしれません。10キロの蕗を湧き水にさらし半日かけて皮を剥き、また水につけて寝かせるというように、もっとも贅沢に水を使います。
ほのかな苦みと朝露の香り。より華やかにエルダーフラワーと合わせました。甘すぎずさっぱりと食べて頂けるよう、イメージしているバランスはフルーティーなクラフトビールです。(クリームチーズとのサンドを頬張りビールを流し込む絵をつい想像してしまいます)
ですが、冷やした吟醸酒にもっともあうピクルスは?と訊かれれば、この蕗のピクルスを一番におすすめします。