月別アーカイブ: 2016年3月

苗のようす

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明日から雨が続くようなので、水遣りは最小限に。

種を蒔いてから発芽が揃うまで、乾かしてはいけないので水遣りをつづけますが、そのうちどうしても、湿ったところと、乾いたところの、偏りができます。そして、これも避けられないことなのですが、表面の土がかたまり、水や空気が通りにくくなってきます。苔が出始めるとさら湿気をためて良くないので、小枝などでかるく耕し、乾いているところだけ、スポット的に水遣りをします。

 

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こちらは白ネギのピクルスになる根深ネギです。この苗立ては試行錯誤が続いています。

水稲用の育苗トレイを使っていますが、これまでやってみてどうも根量に対してトレイの容量が足りないようで、途中から生育が停滞するのです。昨年、一部だけ偶然いい苗ができて、そのトレイを持ち上げてみたら、苗床に根が貫通していました。ネギは根が広く深く張り、空気をたっぷり吸えてはじめて元気に育つもののようです。なので、今年はわざと根が貫通するよう、トレイが床にしっかり着くようにしました。そういえば、水稲の苗立てでは普通にやることですね。

茅を細断して敷き詰めるだけではまだ隙間が多かったので、椎茸のホダギの朽ちたものを床に敷き詰めました。持ち上げてみるとしっかり根が降りていました。

最近では動画などで産地の苗立ての仕方や定植のようすを観れることもありますが、それほどお金をかけて量産することもありませんし、やはり土地が違うので、うちなりのやり方を見つける必要があります。そして、いろいろ試行錯誤した方が、野菜それぞれの性質を経験をとおして知ることができるので、時間はかかりますが大事なことだと思っています。

雑誌掲載のお知らせ

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「季刊高知 No.60」 特集 手でつくるシアワセの味、逸品

に掲載いただきました。とても丁寧に作られている雑誌で1991年創刊。発行人である氏が主体となり続けてこられた仕事で、10年ほどの休刊をはさみ2005年に再開されたそうです。カメラマンの方は13年前に「とさのかぜ」で、当時私が修業していた農園の取材に来られ、一度お会いしたことのある方でした。みなさん高知に根差した仕事を続けてこられたことを思うと、尊敬の念と共に親しみを感じました。

追って(4月下旬)、英語版もネットにアップされるそうです。下記ホームページをぜひご覧ください。

季刊高知web

 

 

苗立て

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今年は苗床を作りかえました。

通常の畝に細断した茅を敷き詰めただけのとてもシンプルなもの。椎茸のホダギが朽ちていたので、それも少しでしたが入れて、とてもいい香りのする苗床になりました。

 

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これまで使っていた床は、丸太を組んだ上に製材で枠を作り、トンネルの裾を止められるようにしたもの。しっかり作り込んだ分、使い勝手は良かったのですが、4シーズンで朽ちてしまいました。

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そもそも強度には問題があり、嵐の日はトンネルがめくれたり破れたりするので、その度、苗を軒下に避難させなければなりませんでした。改善するにも、簡易なトンネル資材でつくる以上、いずれにせよ嵐には堪えられそうもありません。ならば、いっそ避難することを前提に、もっとシンプルに拵えられるものにしようと、発想をかえることにしたのです。茅が敷き詰められ、椎茸の菌がまだ生きている菌床を入れたり落ち葉を入れたりすることで、床自体が清浄になり、苗にとってより居心地のいいベッドになると思います。

 

種蒔きはじまりました

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3月15日は氏神様のお祭りでした。今年は当家なので夫婦揃って前日の準備からの参加となりました。

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家の前の畑は種蒔きの準備。

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集めた茅を刈り払い機で細断し、畝に振り分けます。そして管理機を使って土寄せ。鍬で調整します。

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この畑は土が痩せていたので、これまであまり作付けしてきませんでした。初めに畝を立ててから不耕起で7年、ようやく本格始動です。その間、脇に積んでおいた木や剪定した枝は大分朽ちてきました。そして今年も新たに積みました。順次畑に還し、土づくりです。

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畑のようす3月上旬

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暖かい日が多くなり、フキノトウも花が咲いています。草の勢いが増してきましたが、霜が降りる日もまだまだあるので、様子を見ながら草取りを進めています。

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草が絨毯のよう。取るのがもったいなく思いますが、自然が調和しているのはほんの一時。