年の暮れに一枚一枚詰めていく、静かな大切な時間。
なので、これからもずっと作り続けると思います。
84さん、いつもありがとうございます。
年の暮れに一枚一枚詰めていく、静かな大切な時間。
なので、これからもずっと作り続けると思います。
84さん、いつもありがとうございます。
今期の Hotdog staff ができました!
ザワークラウトの仕込から始まり、キュウリそして一か月遅れて収穫を迎える万願寺とうがらし、ピーマン、シシトウ、青とうがらし、すべての役者が揃ってはじめて瓶詰に至ります。ザワークラウトやキュウリの発酵熟成方法も試行錯誤で、いく農園にとってもっともハードルの高いピクルスの一つですが、やはり、発酵がうまくいけば最高に美味しいわけで、3シーズン目となり、ようやくまとまった数量を仕込むことができました。仕上がりも上々です!
その名の通り、ホットドッグでいちど是非お試しください。ケチャップとマスタードをかけると彩もとてもきれいですし相性もいいです。
キャベツは春先の乾燥期にどれだけ水遣りができるか、そして虫取りが何よりの勝負処、しっかり引き締まり重みのある玉に育ちました。
万願寺とうがらし、シシトウ、ピーマンは梅雨明け後ほぼ一カ月雨が降らない中も着実に成長し、無事収穫が始まりました。
今年も仕上がりました、蕗のピクルス。
鳥がさえずり朝日が差しはじめる中の収穫は何とも清々しいもので、毎年同じことを言っているかもしれませんが、毎年新鮮に感動してしまいます。
いく農園は漬け物製造業なので湧き水はそのまま塩素処理せずに使うことができます。その違いが一番出るのはこの蕗のピクルスかもしれません。10キロの蕗を湧き水にさらし半日かけて皮を剥き、また水につけて寝かせるというように、もっとも贅沢に水を使います。
ほのかな苦みと朝露の香り。より華やかにエルダーフラワーと合わせました。甘すぎずさっぱりと食べて頂けるよう、イメージしているバランスはフルーティーなクラフトビールです。(クリームチーズとのサンドを頬張りビールを流し込む絵をつい想像してしまいます)
ですが、冷やした吟醸酒にもっともあうピクルスは?と訊かれれば、この蕗のピクルスを一番におすすめします。
4キロの生姜に対してオーガニックメープルシュガーを贅沢にも1キロ使っているメープルスイート。そのコクと香りがあっての一品です。とにかくおいしさを凝縮させ、一粒を噛んだとき瑞々しさが弾けるように当初よりもあられ切りのサイズが大きくなっています。色もより鮮やかになって生まれ変わりました。
まさに、メープルシロップにまで凝縮されています。わが家ではパンケーキに添えて食べるのが一番のお気に入りですが、そもそも、このピクルスはホットワインをイメージして作ったもの。そして、メープルシュガーを使う発想は、その頃やっていた「まっさん」で初期のワインにメープルシュガーを使ったというエピソードに、おおっ!となって生まれました。だからでしょうか、ウイスキーにとても合うのです。その際にお勧めなのが、ローストしたアーモンドやカシューナッツと合わせ、お好みで黒コショウを粗く挽くというもの。是非、お試しください。
辛みのある大根を、米のとぎ汁で下茹でするという和食の基本から思いつき、夏大根からはじめた塩麹×パプリカ。夏と冬それぞれで作ってきたところ、大根に含まれる水分量がやはり夏の方が多く、甘みや深みがあって食べ応えのあるレリッシュにするには冬仕込みの方がいいという結論に達しました。塩麹の仕込みでも水に対する米麹の割合を上げて更に濃厚になり、チーズ感が増しました。より充実した塩麹×パプリカです。
大根といえば、久しぶりに街に降りたとき友達に、「ん?なんかいいにおいがする、そうだ、燻りがっこのにおいがする!」と言われたことがあります。薪暮らしで、服が燻されていたことに加え、大根の仕込みをしていたからかもしれません。
大根の千切りに共和えしたり、室温に戻したブリーチーズに添えたり、春は色よく茹でた菜の花に添えるのもおすすめです。