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畑のようす4月中下旬

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家前の畑が形になってきました。小松菜やチンゲン菜、大根にキャベツ、レタス、ルッコラ、葱、ディルやカモミールも植えました。

4月19日

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4月24日 ズッキーニの植え付け

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苗のようす

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明日から雨が続くようなので、水遣りは最小限に。

種を蒔いてから発芽が揃うまで、乾かしてはいけないので水遣りをつづけますが、そのうちどうしても、湿ったところと、乾いたところの、偏りができます。そして、これも避けられないことなのですが、表面の土がかたまり、水や空気が通りにくくなってきます。苔が出始めるとさら湿気をためて良くないので、小枝などでかるく耕し、乾いているところだけ、スポット的に水遣りをします。

 

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こちらは白ネギのピクルスになる根深ネギです。この苗立ては試行錯誤が続いています。

水稲用の育苗トレイを使っていますが、これまでやってみてどうも根量に対してトレイの容量が足りないようで、途中から生育が停滞するのです。昨年、一部だけ偶然いい苗ができて、そのトレイを持ち上げてみたら、苗床に根が貫通していました。ネギは根が広く深く張り、空気をたっぷり吸えてはじめて元気に育つもののようです。なので、今年はわざと根が貫通するよう、トレイが床にしっかり着くようにしました。そういえば、水稲の苗立てでは普通にやることですね。

茅を細断して敷き詰めるだけではまだ隙間が多かったので、椎茸のホダギの朽ちたものを床に敷き詰めました。持ち上げてみるとしっかり根が降りていました。

最近では動画などで産地の苗立ての仕方や定植のようすを観れることもありますが、それほどお金をかけて量産することもありませんし、やはり土地が違うので、うちなりのやり方を見つける必要があります。そして、いろいろ試行錯誤した方が、野菜それぞれの性質を経験をとおして知ることができるので、時間はかかりますが大事なことだと思っています。

苗立て

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今年は苗床を作りかえました。

通常の畝に細断した茅を敷き詰めただけのとてもシンプルなもの。椎茸のホダギが朽ちていたので、それも少しでしたが入れて、とてもいい香りのする苗床になりました。

 

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これまで使っていた床は、丸太を組んだ上に製材で枠を作り、トンネルの裾を止められるようにしたもの。しっかり作り込んだ分、使い勝手は良かったのですが、4シーズンで朽ちてしまいました。

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そもそも強度には問題があり、嵐の日はトンネルがめくれたり破れたりするので、その度、苗を軒下に避難させなければなりませんでした。改善するにも、簡易なトンネル資材でつくる以上、いずれにせよ嵐には堪えられそうもありません。ならば、いっそ避難することを前提に、もっとシンプルに拵えられるものにしようと、発想をかえることにしたのです。茅が敷き詰められ、椎茸の菌がまだ生きている菌床を入れたり落ち葉を入れたりすることで、床自体が清浄になり、苗にとってより居心地のいいベッドになると思います。

 

種蒔きはじまりました

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3月15日は氏神様のお祭りでした。今年は当家なので夫婦揃って前日の準備からの参加となりました。

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家の前の畑は種蒔きの準備。

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集めた茅を刈り払い機で細断し、畝に振り分けます。そして管理機を使って土寄せ。鍬で調整します。

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この畑は土が痩せていたので、これまであまり作付けしてきませんでした。初めに畝を立ててから不耕起で7年、ようやく本格始動です。その間、脇に積んでおいた木や剪定した枝は大分朽ちてきました。そして今年も新たに積みました。順次畑に還し、土づくりです。

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畑のようす3月上旬

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暖かい日が多くなり、フキノトウも花が咲いています。草の勢いが増してきましたが、霜が降りる日もまだまだあるので、様子を見ながら草取りを進めています。

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草が絨毯のよう。取るのがもったいなく思いますが、自然が調和しているのはほんの一時。

 

畑作り〜竹薮の伐採〜

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畑の南西を覆っていた竹薮を昨年から伐り進めています。少し、向こうが見えるようになってきました。

電線越しに畑にかかっていた杉は枝が片方に張って重心が偏り、とても自分で伐ろうと思える代物ではありませんでしたが、遂に今年伐りました。無事に倒れてくれて本当に感謝。

 

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竹を伐るのもやはり、ひやっとすることが多く、伐り方や後始末がわるければ下の集落まで落ちかねないので、常に緊張を強いられながらの作業はとても疲れました。8日かけて200本近く伐り倒し、キュウリの支柱も確保できました。

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畑と竹薮の境にあるこの水路、以前、人が落ちて大事故になったらしいのですが、今でもこのタイプのが至る所に作られています。地元の人には、芥を取るためでも絶対降りたらいけないと言われています。一度足を滑らせたら、止まるためのとっかかりは何処にも無いのです。

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土づくり

4日かけて裏山の刈り草を集めました。

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今年からは自家用野菜も少しずつ作っていこうということで、家の前の畑に本腰を入れようと思います。この畑の土は大分痩せていて重く、ほぼ砂礫といった感じで、有機物が分解されてできる「土」そのものが極端に少ない状態でした。

やるからには、しっかり良い土にしておかないと余計に手を取られ、他の作付けの足を引っ張ることになってしまうので、あらたにお隣の裏山を刈らせてもらうことにしました。土作りには本当にたくさんの刈草が必要です。

畑に馴染みやすいよう草刈り機で細断します。

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畑のようす

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人参の畑、呆然とする嫁

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草取りも、間引きもし、今では茂っているはずの人参。大きくなろうとしても、その都度、葉を食べられ踏みつけられ、掘り返されてきました。さらに、これだけ叩かれると、なかなか苦しいです。

ウサギはやはり人参が好きなんですね。

はっきりと条で植わっていたのに、もはや探さなければ見えない程度になってきました。まあ、仕方がないです。

 

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しかし、そのかわりショウガは豊作。

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いくつもの偶然性に左右されるからこそ、収穫できること自体がとても有難いことなのだと改めて思います。

その上で、生業として続けられるよう、知恵を絞り工夫することが、自然と対峙する農業の面白さなのだと思います。身につけなければならない事は山ほど有り、退屈する暇もありません。

二年一作

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今シーズン休ませていた畑を刈り進めています。

畑において、草は食物連鎖の基礎であり、草が鬱蒼と茂ってはじめて虫や微生物が集まり更なる食物連鎖へと繋がります。なので、無肥料栽培で、土づくりは草だけですというと、とてもベジタリアンな畑をイメージされるかもしれませんが、そこには目を凝らさなければ見えないような小さな虫や昆虫も集まれば爬虫類もひとりでに集まり(カニもいます)、草が堆積しているところにはキノコも生えます。それらもまた土に還元されるので、肉(タンパク質)もたっぷり畑は食べているのです。人と同じで、いろんなものをバランスよく食べている畑は健康で、常に消化活動(有機物の分解)が行われ、その副産物が結果的に作物にとって必要な養分となります。

ただ、草を生やし畑を肥やすことと、作物を育てることを同時にすることには無理がある、と感じているので、二年一作、どちらに専念するかを年で分けているのです。

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