刈草を集めました。家の前にある180㎡の畑に36束。全ての畑にこれくらいの割合で用意できれば、二年一作にしなくても大丈夫かもしれないのですが、労力や刈り場の確保を考えると、今のところ実現は難しいです。土作りとはよく言ったもので、毎年続けなければ畑の土はただの粘土鉱物や砂礫になってしまいます。
ご予約いただいていたお客様への瓶詰め発送もようやく一区切りが着きました。
背丈を超える紫蘇。今年も期待できそうです。(仕込は九月中旬の予定)
キュウリが終わり、冬野菜の種蒔きに気持ちを切り替える季節になりました。その一方で最盛期を迎えるナスや万願寺とうがらしの仕込みを進めていきます。
生姜は日照り続きで水不足ですが何とか芽を増やしています。
ここで、残念な報告をしなければなりません。
期待していたトマトが、相次いでカラスに食べられ、青枯れ病にかかり、もはや一定数量の秀品を見込めなくなったため仕切り直しすることにしました。しかし、カラスとは思ってもみませんでした。色づいた実だけでなく青いものまで食べられ、そこらへんに転がされている姿は何ともやるせないものです。仕立て方を今一度見直す必要があります。いくら敷き草を厚く敷いて、実が土に触れていなくても、トマトは虫に食べられることもわかりました。来年、やり方を変えて、また挑戦します。
それにしても、鳥獣害が毎年ひどくなってきているように思います。耕作放棄地が増え、猟をする人が減ってきたからでしょうか。辺りの田んぼでは穂が付き始めています。充実する前の甘い乳液をイノシシは好んでしがむらしく、田んぼに隣接する休耕地が藪の状態ではその温床となるので草刈りを急がなければなりません。
ズッキーニは終盤に入りました。晴れた日は数えるくらいでしたが、しっかり収穫できました。
こちらは試験的に育てているトマトです。日照時間は長いものの、雨の多い高知県では基本的にハウスで栽培されています。それを露地で育てるため、梅雨にも台風にもなんとか耐えられる方法はないか模索中です。普通は脇芽を取って一本仕立てにするのですが、梅雨の最中にそれをすると明らかに良くないのがわかります。なので、実のつきは悪くなるでしょうが、途中から脇芽を取らないようにしています。そのぶん、茎から出る根も活かすために、支柱を立てて上に伸ばす事もしていません。
そうすると、ただの伸ばし放題となり、陽当たりや風通しを確保することも、どこに実がなっているか、木がどのように伸びているか、把握し続ける事も難しくなります。気がつけば草に呑まれ、足の踏み場もないという状態にならないようにしなければなりません。
それでも、トマトこそ、露地にこだわりたい。梅雨を乗りきった時、陽射しを存分に受けて自由にのびのびと育ったトマトを食べてみたい。トマトを使ったピクルスもある程度レシピは固まっているので、ぜひお届けできるようになりたいと思っています。
キュウリは収穫が始まりました。
3メートル弱の竹を組んで支柱にしています。これだと台風が来ても大丈夫ですし、キュウリが成長しても、その重みをしっかり支えてくれます。
こちらはコリンキー。直播です。草に埋もれないよう、また、実が土に直接触れて肌が荒れないよう、刈草を厚く敷いています。これから伸びる先にも近々刈り集めてこなくてはなりません。
万願寺とうがらしと鷹の爪も順調です。
他にも、オクラの種蒔きやナス、ピーマンの植え付けも順次進め、残すところは白ネギの植え付けとなりました。
梅雨時期は日照不足となりますが、そのぶん、一旦気温が下がり、高温に弱い大根やキャベツも成長できるようですし、植え付けたばかりの苗や、生育初期の作物も楽に根を伸ばすことができて助かっているようです。
4月中旬に植えたしょうがの発芽は6月に入ってから。
その下段、手入れをはじめて8年目にしてようやく畝を立てた畑。奥にまだ藪が残っていますが、いつか、いつか伐り倒し、いずれは浅木の森になってくれたらと思っています。
一気に皆伐(かいばつ)してしまうのは土砂崩れが心配ですし、すぐ上の家の方や地権者にどこまでやっていいのか確認しながら少しずつ進めています。それになにより、家と電線が迫っているので無事に倒すのは簡単な仕事ではありません。自分自身が経験を積んで、やれるイメージを持てるようになってからになります。
畑は家と同じで、日当たりと風通し、水はけのよさが肝心です。それを整える仕事が「畑作り」。畑作りをしっかりしていないと土づくりも思うように進みません。
初めて管理機を入れましたが、蔓の根やひゅうじの根、そして大きな石がいたるところにあり、思うように進みません。鍬でひとつひとつ掘り返し、石を一輪車で運び出します。まだまだ土地が荒々しいので、今年ひとまず紫蘇を植えることにしました。
その他の畑ではそれぞれに成長しています。