投稿者「ikufarm」のアーカイブ

新年のごあいさつ

新年、明けましておめでとうございます。

独立10年目となった昨シーズン、おみくじは大吉からのはじまりでした。どんないいことがあるのかと淡い期待を持ったりもしましたが、まさに岐路、どちらを選ぶか試されているような大変な出来事の連続でした。節目の年というのは次の展望を開くために決めるべき事を決め、行動することで自らが節目とする年だったのかと、考えを新たにしました。おみくじには、

「人間の徳は その異常な努力によってではなく その日常的な行為によって測定されるべきものである」と書かれていました。

畑仕事においても、ひとつひとつ地味で目立たない積み重ねでしかいい結果を望むことはできません。如何に才能があるように映る人も、根気のいる日々の労働から逃げれば、もはや体現することはできなくなり、また、志や大義を語るばかりで日々の些細な変化や新たな発見に感動することから遠ざかってしまっては、いずれ熱を失った繰り言しか発せなくなる。そのことを肝に銘じて、これからも畑に立ち続けたいと思います。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

温海かぶのピクルス

今年も温海(あつみ)かぶの瓶詰めが始まりました。

一年の終わりに、一枚一枚折り重ねる作業はとても静かで、気に入っています。手間ひまは掛かりますが、空気を多く含み柔らかいという、かぶの特性から必然的に今の詰め方に落ち着きました。

色の鮮やかなうちに是非食べて頂きたいピクルス。クリスマスやお正月にいかがですか。

裏山の手入れ

冬から春にかけて伐り倒した木を順次片付けています。全て玉切りにして割って運び出します。枝は向きを揃えて積んでおき、風呂焚きに使います。

竹に浸食され、50センチを超す大径木の全てに腐れが入っていました。適宜手入れをしてこなかった植林は、今更間伐しても手遅れなのではないかと思います。ハズレ率が高ければ、一本一本値をつけるような仕事は割に合ず、皆伐して集成材やチップにするしかない。地元に新しくできた製材所も集成材専門です。そして、その一方で無垢材の値が上がっているのです。

なかなか骨の折れる仕事です。

畑のようす〜11月上旬〜

生姜や里芋、温海かぶの収穫が始まりました。

たっぷりの敷き草の中で綺麗に育ちました。

里芋は赤目のセレベスと白目の石川早生です。

生鮮は「IKU FARM FRESH」として販売もしておりますので、ピクルスと共にどうぞよろしくお願いいたします。

数年前、足下に見つけた銀杏もこんなに大きくなって秋を彩ってくれています。バラは嫁の実家から株分けしてもらったもの。裏山に植えたドングリもクヌギとわかるくらいに育ってきました。

書籍掲載のお知らせ

ビー・エヌ・エヌ新社「おみやげのデザイン PACKAGE DESIGN FOR FOOD GIFTS IN JAPAN」に掲載されました。

デザインに主題をおいている専門紙ということで、デザインとイラストに焦点を当てていただけたことは、とてもありがたいです。

 

工石山へ

生姜の仕込を前に、近くの工石山へ一泊のキャンプをしてきました。

15時過ぎに家を出て買い出しの後16時ごろに登山口へ。いつものように日暮れを気にしながら下山するのではなく、今晩はこの山に泊まると思うと、気持ちも見える景色も違います。山頂へは小一時間で着きました。テントを張り、寝袋も敷いて準備万端、作ってきたお弁当にビールで一杯やりました。標高は1176m、遠くに高知の街明かりが見えます。が、かなり寒かったので早々に引き揚げました。

翌日、テントを出れば目の覚めるような朝焼けが迎えてくれました。

澄んだ空気の中で淹れるコーヒは格別でした。なんでこれまでやらなかったのか。

さて、今回の山登りでショックだったのが倒木の多さでした。10月下旬、1週間ほど雨が続き地盤が緩んでいたところに来ての台風が原因だと思われます。根こそぎ倒れている木が目につきました。

直根がないことに驚きます。ごく浅くへばり付くようにしか根が張っていない。倒れている檜や杉のほとんどがこんな具合でした。

虫食いや腐れの入った木は途中で折れていました。昨シーズンに伐った裏山の大径木の全てに腐れが入っていたことを思い返すと、本当に早く伐っておいて良かったと思いました。そして、山を下り、土佐山の方へ行くと、かなり広範囲にわたって植林が崩れていたのです。

こういう光景を見ると、家の裏を植林にすることが相当危険で間違ったことなのだと再確認されます。土砂が崩れてこなくても、高く重量のある木が倒れてくればひとたまりもありません。薪を必要とする暮らしの中で、浅木の山として手入れをつづけるからこそ守られた里山だったのでしょう。やはりこれからも裏山を伐らせてもらうようにしなければと、思いを強くしました。

「まきので“食べるを考える”」に出店して

秋の穏やかな陽気の中、とてもリラックスしたイベントとなりました。

はじめてのお客様だけでなく、私たちの知らないところでこれまで懇意にして下さっていたお客様にもお会いすることができました。また、10年ぶりの懐かしい顔や、久しぶりの出店者仲間、そして、今回の出店を事前に知って下さっていて、わざわざ顔を見に来てくださった方々の嬉しいサプライズもあり、しみじみ出店してよかったと思いました。

牧野植物園のある五台山からは高知の街並みが一望できます。

大学に入るのを機に高知で暮らすようになってもうじき20年になり、其処ここに懐かしい顔が浮かび、暗中模索でひとり彷徨っていた街角が目に入ってきます。本当に自分のことを気に掛け、その言葉の通りに心配してくれていた人とそうではなかった人が、今となってはわかります。そして、それは私自身にも言えることでした。有り難いことにパートナーに恵まれ、自分たちの仕事に共感してくださる人がいることを実感できるようになり、目に映る街の景色は新しく塗り替わったように感じています。これまで気にはなっていても、自分のことに精一杯でかける言葉も見つからなかった相手とも、はじめて楽しい会話ができました。思えばお互い様だったのかもしれません。これからが楽しみです。

少しでもこうした機会に出て来れたらと思っています。

 

佐賀のRITMUSさんにて

RITMUSさんとのご縁で、いくピクが佐賀に飛びます。ありがとうございます。

(ご報告が遅くなって申し訳ありません。)

 

2017.09.15. RITMUSで広川絵麻さんと下本一歩さんの 『こじゃんとなふたり』と 同時開催の 『拝啓、太陽降り注ぐ高知からの便り』、 続々と出展いただきます商品が届いております✨ . 出展して下さる方々のご紹介です☺︎。 . . 全て明日、16日(土)より販売となります。 なくなり次第終了となりますので、 (一部の商品除きます) ぜひご来店下さい😌 __________________ ∞IKU FARM PICKLE∞ 「野菜は全て自家栽培」 ピクルスにすることをメインに野菜を育てて、 農業をベースにしたピクルス屋として、 野菜そのものの質を高めることでよりシンプルに 美味しいピクルスを作りたいと思っておられる いく農園さん。 いく農園さんのピクルスは、 冷やしてそのままチーズやワイン等と お召し上がり頂くだけではなく、 (もちろん、そのままでも素晴らしく美味しい!) お料理の中で、下ごしらえの済んだ素材のひとつとして、 また、ピクルス液も合わせ調味料として、 ぜひお使いいただきたいと考えるておられます。 本当に瓶に詰められたピクルスはとても美しいです✨ . . 今回は 大根のレリッシュ・塩糀パプリカ 新生姜のローズスイート 生姜のメープルスイート ナスのレリッシュ キュウリのピクルス 黄ズッキーニのピクルス Hotdog staff が届きました。 ※お料理の写真はお借りしました。 . . #IKUFARMPICKLE #いく農園 #ピクルス #ritmus_saga #佐賀#saga . _______________ 『拝啓、太陽降り注ぐ高知からの便り』 出展者 /かっぱまわりさん(布小物) /IKU FARM PICKLEさん(ピクルス) /はなればなれ珈琲さん(珈琲豆) /フルヤジオーガニックスさん(ラー油) /まるふく農園さん(焼き菓子etc) .

A post shared by foodizm (@foodizm_saga) on

出張まなべ商店@katakana自由が丘店

まなべ商店ラインナップが、9月2日〜29日までkatakana自由が丘店さんに並びます。

お近くの方はどうぞ。

【出張まなべ商店@katakana自由が丘店】 2018.9.2-9.29 今年も自由が丘のカタカナさんにて、四国のおいしいものをずらりと販売させていただいてます。 ピクルス屋いく農園さんの傑作の品々もkatakana自由が丘店へお届けしています。 ぜひぜひお試しください。 贈り物にも喜ばれます。 Repost from @katakana_jiyugaoka @TopRankRepost #TopRankRepost 【四国のおいしいもの屋 まなべ商店のPOPUP SHOPより、おいしいお知らせ】 [高知県・ピクルス屋いく農園・季節のピクルス] 嶺北の山で長い時間をかけ土をつくり、そして野菜を育て、一番美味しいタイミングを見て収穫をしたお野菜はびっくりするほど美味しく食べると元気になります。そんなお野菜でピクルスを仕込んでいます。仕込み水は工房のある土佐町の麦山という山の大変美味しいお水で仕込んでいます。お野菜ごとにピクルス液の調合も変え、丁寧に仕込んだ商品をお試しください。 #いく農園 #ピクルス #高知 #まなべ商店 #四国のおいしいもの屋 #おいしいもの #katakana #自由が丘 #奥沢 #雑貨屋

A post shared by ukikikumi (@manabeshoten) on