月別アーカイブ: 2020年5月

収穫はじまりました

種蒔から2ヶ月経ちました。小蕪の間引き菜、山東菜、レタスミックスです。追って大根の間引き菜もはじまります。

緊急事態の今、我が家では仕事の整理をしています。出荷部屋の模様替え、倉庫の整理、工房も畑もより丁寧に落ち着いて仕事ができるように整えなおそうとしています。新しい展開を模索しなければとは思っていません。これまでやりたくてもやれていなかったことをしています。

私が大事にしている言葉は

「人間の徳は その異常な努力によってではなく その日常的な行為によって測定されるべきものである」(パスカル)です。

最後に引いたおみくじに書かれていたのですが、それがどの言葉よりも常に自分に言い聞かせたい言葉だったので座右の銘にしました。若さに任せた力業や人並外れた技量を誇るのではなく、当たり前の積み重ねがいかに大切でそれを続けられるようにすることがいかに大変か。大きな出来事によって気付かされ、人生を転換させることもあると思いますが、自分の進むべき道は平時にこそ見出されるべきではないかと思います。

Q太郎が友達(弟?)を連れてくるようになりました。まだまだちっちゃくて、軽やかに飛び跳ねます。警戒心が抜けず微妙な距離を保っていますが、それくらいが丁度いいのかも。ちぃ坊と呼んでます。

畑のようす〜5月上旬〜

毎年のことですが、春の種まきと植え付けのシーズンはなかなか雨が降らないので、毎日水遣りです。レタス類やキャベツ、大根、カブ。そして植えたばかりのズッキーニ、育苗中の苗たち。いく農園は灌水設備が整っていないので、ジョロを使ってのプロっぽくないやり方です。家の敷地内に湧き水を貯めるところがあるのでそこで汲んでは畑へ行ったり来たり。

離れた畑へは20リットルのポリタンクを6つ、軽トラに積んでいきます。普通ならポンプと動噴、300リットルのタンクを用意するところですが、やはりそれらを一から揃えるのは大変なことなので、本当に必要かわかってからです。農業機械も設備も、かかる経費の水準が上がれば上がるほど、上手く回らなくなったときが大変です。とはいえ、20リットルのタンクを両手で運ぶので40キロ、毎日となればきつい仕事になります。苗を植えれば少なくとも十日は活着するまで気が抜けません。昨日は2日続いて雨が降り、久しぶりに解放されました。

ピクルスの仕込みは蕗そしてにんにくの芽。それがひと段落すれば、オクラと落花生、インゲン、枝豆、ゴーヤを蒔いて胡瓜の植え付け準備へと畑仕事は加速していきます。