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支障木の伐採

畑の南東を遮ってきた竹藪と支障木。少しづつ駒を進め、大詰めとなる大径木を厄年の前に伐ることにしました。

周りを埋め尽くしていた藪をこの10年隙を見つけては片付け気がつけば陽が差し込むようになり、倒す余地が見え始めてきました。それからさらに10日ほどかかり、ようやく道が開けました。

現場は地域の人が時折通る道の上斜面にあり、伐倒したのちは少なくとも次の冬までそのまま、薪にする分ずつ玉切りにして割って運び出すので、尚更念入りに整えておきます。できるだけ水平に道を作り、切り株を生かし安定させておきます。

奥との二株を伐り倒して、払った枝を片付けるのに丸一日費やしました。抜根直径は65センチ弱、これまでで最も太い木で、ほぼ真っ直ぐに立ってはいるものの、枝が片側に偏っているため、倒す方向の斜め反対、(上の写真で嫁が立っている)谷側に重心があり、楔で中心へ起こしつつ倒す方向に傾けていくように意識しました。今回も牽引具やワイヤー、ロープは使いませんでしたので、楔を打ち込むのが大変でした。打ち込む先から木の重すぎる重量によって楔が減り込み、7割ほど打ち込んでも一息つける程には全く傾きが変わっていないように見えました。受け口の深さは木の直径の3分の1で20センチ、念入りに整え芯抜きをし、ツルの幅と高さは10センチ以下にならないように気を付けました。腐れは無く、風は微風。焦る必要はないはずです。途中で手斧(ヨキ)の柄が折れてしまいましたが、手鋸で追い口を微調整しつつ、最後まで何とか冷静に作業を進めることができたと思います。

改めて伐り口を見ると、芯抜きが不十分であったのがわかります。追い口は、はじめから谷側に角度をつけておくべきでした。

山の手入れ

3年前に伐り倒した木が大方片付きました。すべて薪として自家消費しましたが、思っていたより早くなくなりました。

(2017年冬)

一年間で一体どれ程の薪を必要とするのか。直径が20センチ足らずのものから50センチを超えるものまでいろいろなので、本来ならば立方メートルでその量を把握すると思いますが、私を含めて一般的にはイメージしづらいものです。何本くらい?とよく質問されるものの、正直なところなんとなくの量感でこれくらいあれば少なくとも一年は持つかなという感じだったり、伐り倒してから薪にするまでの労力を想像して、これ以上は無理だろうというところでやめる感じでした。

とにかく出来るだけ若いうちに借りている山林のスギ檜を片付けて浅木を育てていく。それは効率的な薪の自給が目的でもありますが、地滑り対策としての自助努力でもあります。嵩高くなく根張りの強い植生にすること。とはいえ、浅木の成長が伐り進めるペースに追いついているか、結局のところどうすることが正解なのかはわからないので不安は残ります。伐り過ぎたかと思うこともありますが、他の伐採現場や山の全体から考えれば僅かなものだと自分を安心させています。

今回は30本ほどで4日間、牽引具を使わずに済んだので、比較的スムーズに作業が進みました。久しぶりとはいえやはり緊張しますし、体力を持っていかれる仕事です。大径木となると、倒れるときの衝撃は凄まじいものがあり、動きをしっかり確認しようとは思うものの、それだけに集中することはなかなかできないものです。70年という育つのに費やした歳月や植えた人のことを思うと、ただ薪にしてしまうことに申し訳なさはどうしても残ってしまいます。手探りで自問自答しながらです。

こちらは5年ほど前から伐りはじめた竹藪ですが、大ぶん朽ちてきて焚きつけには丁度いい感じになってきました。

孟宗竹なので太いです。これが生の時の重たいこと、滑ることと言ったら。