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穂紫蘇の季節となりました

朝露の中、チョキチョキ収穫。鳥の鳴き声がします。カラスは遊んでいるのか、まだ熟さない柿を落とします。気の休まる暇のない夏が終わり、やっとこの季節になりました。もう台風来ませんように。私は秋が一番好きです。

工房に戻ったら早速仕込み。これまでは立ちっぱなしの作業でしたが、坐骨神経痛を患った今ではとても無理です。バランスボールに座り姿勢を正して検品。時には立ち上がってみますが、たまらず直ぐにまた座る。ストレッチをしつつ気長に続けます。接骨院で、

「川谷さんはまだ若いですからね。大丈夫、取り戻せますよ!」

と、言ってもらえたことが嬉しい。近頃は「もう歳ですからね、無理もないですよ」の方がほとんどなので。(例えば老眼とか)

どのように歳を重ねていきたいのか、改めて考えます。年齢や状況、もしくは制約によって、やれる事やれない事は出てきますが、諦めたくないことのために何を諦めるか、、、私はここに宣言します。毎日の晩酌を辞めます。

一日汗をかいた後のビールはたまらなく美味しいし、心身ともにほぐれるように思うけれど、その実はどうなのかなと感じていたここ最近。腰回りについたお肉がとれないようになってきたことも気になります。とにかく、いろんなことを整理してもっと身軽になりたい。

これまで幾度となく挑戦するも、失敗してきた試み。今回ばかりは宣言することで、有言実行のプレッシャーのもと、完遂したいと思います。整体に通う新たな出費を捻出するためには、何かを捨てなければならないのが現実ですし。

ところで今日は週末、一仕事終えて日暮まで間があったので近所のダム湖へ一服しに行ってきました。ホットコーヒーをタンブラーに入れ、途中、アイスクリームとロールパン、それにポテトチップスを仕入れて。お酒を断つとカフェインと甘いものが余計に欲しくなるのは気になるところです。

この奥には大川村、そして旧本川村が存在し、背景には石鎚の山々が連なります。

最近出荷の生鮮

ゴーヤが取れ始めました。苦すぎることはないので、塩揉みをしなくても大丈夫。スライスして青ゆずや丸ブシュカンを搾っていただければ、とても爽やかです。

台風によるダメージから回復に向かい、ナスはこれからが本領です。

最近出荷の生鮮

 高知ならではの鰹のたたき。我が家においては、薬味を存分に楽しむための料理です。玉ねぎ、ネギ、ニンニク、大葉、そして今回は丸ブシュカン(3年前に植えて初の収穫)。風呂釜から熾をとってきて、その時々で山椒や梅、茶の木の剪定した枝あったり、裏山から切り出しておいたとっておきのニッケイや台風で落ちてきた楠の枝、特になければ、杉や檜を細かく割ったものや刈草を焚べて燻しながら焼きます。草木それぞれのいい香りがして、大変でも山の暮らしと農業をやってきて良かったと思えるひとときです。

 

畑のようす〜9月上旬〜

ようやく秋晴れがやってきました。

彼岸花が出る前に周りを一掃します。昨日は一日中草刈りでした。今日も草刈り。明日も草刈り。足が痺れて踏ん張りが効かないとはいえ、山も畑も草を刈らなければ何も始まりません。きれいに生え揃った彼岸花が楽しみです。

 茄子と豆の畑

オクラとサツマイモの畑

 キュウリ、ゴーヤ、生姜、ネギ、紫蘇の畑。キュウリの欠株にはインゲンを播種。

 雨が多かったので生姜はとても順調です。紫蘇には穂が出始めました。

 まるで漆塗りのような奥行きある艶

 オクラは、収穫より種取りのために残す時期となりました。

最近出荷の生鮮

台風の後は梅雨のような雨続きで日照量が不足しています。実の着きが悪いので収穫量は伸びませんが、少しづつでもピクルスの仕込みと生鮮の出荷を進めています。

ニラに蕾が着き始めました。

畑のようす〜八月上旬〜

ズッキーニが終わりを迎え、キュウリとオクラの仕込みが始まりました。

キュウリは連作障害によるのか、植えて間もなく枯れる株が続出し6割ぐらいに減ってしまいましたが、生き残りはここ数日の雨で持ち直してきました。

久しぶりのオクラ。ここ2年ほど失敗続きでした。獣に踏み込まれたり掘り返されたりもありましたが、撒き直して、生き残っても生育不良な上、虫に食べられて消えることの繰り返し。採種分が残せたのは救いでしたが、どうやらこれも連作によるものだろうと考え、場所を変えたら、順調に育つようになりました。

露路の不耕起栽培ならば、土作りによっては連作障害は起こらないかもしれない。点在する畑それぞれに条件が異なり、育てられる作物は限定されるため、できることなら固定したいところ、ここ数年あえて連作をしてきましたが、わかりやすい結果が出ました。

生姜は未然に場所を替えておいたこともあってか順調です。作付けの半分が自家採種(昨シーズンは3分の1)。これまで種生姜を分けていただいてきた農家さんが高齢のため来年からは無理だろうとのこと。独立以来、毎年お世話になってきました。我が家なりの囲い方(種の保存の仕方)はまだ完全でありませんが、絶やさないようにしないと。

最近出荷の生鮮

モロヘイヤにオクラときゅうりが始まりました。

鬼ヤンマをはじめて掴むことができました。子供の頃は虫取りが好きでも得意だったわけでもなく、身近にいるものでもなかったので、どうやって捕まえるだろうと思っていました。手に取ってもっと近くで見てみたいという衝動が、四十路に沸き起こったのはなんともおかしなことです。