家のこと〜その1〜

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植林と竹薮で鬱蒼としていた裏山が大分明るくなってきました。小さい頃に住んでいた街は欅並木がきれいでドングリや落ち葉が敷き詰まる森のような公園がありました。それが原風景にあるので、裏山に欅が見つかったときは特に嬉しくなりました。楠もまた思い入れのある木なんです。

家の周りの環境を整えることは家を維持するためにも欠かすことのできない仕事です。しかし、これまで山に呑まれ雨漏りしていたこの家は、屋根を葺き替えてはあったものの、痛みはすでに隅々まで進行していたようです。夜静まった頃、カサカサ物音がするので何かと思えば、障子戸の敷居がシロアリに食われている音でした。指で押せば穴があくほどになり、簡単に剥げるので剥いでいくと、芯までスカスカ。日を改め、大工さんに床下を見てもらったところ、土台が大方やられており、差し替えて修復できるレベルではないことがわかりました。もちろん、消毒が効くことも期待できません。

傷んだところを補修しつつ住んでいけたらと考えて、これまで自分たちなりの精一杯のお金をかけ、友達の大工さんの厚意に甘えてきましたが、もはや、いずれ建て替えることに腹を決めざるをえなくなったのです。家主さんともいずれ話し合いをしなければなりません。

せめてあと10年、15年、もってくれたらいいのですが。

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(その2につづく)

畑のようす~11月上旬

 

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今年の人参ははウサギにもやられず、わさわさ茂っています。

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生姜は霜除けのために不織布をはりました。こうしておけば12月の中旬までは畑で元気にいてくれますので、収穫したての瑞々しい生姜を順次仕込むことができます。

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ニンニクはたっぷり敷き草をしました。

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新聞掲載のお知らせ

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10月5日発行の農業共済新聞に寄稿させていただきました。

「就農後、現在の農業形態に対する考えや展望」「今後の目標」「農業の魅力」「日本の農業について思うこと」「非農家出身が農へ参入する事への課題」など、題材を頂いたことで、はじめて書けることもありました。

タイトルは担当の記者さんが、原稿を踏まえて付けてくださいました。

 

 

 

雑誌掲載のお知らせ

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「 AERA ‘16.10.3」

スタイリストの伊藤まさこさんの連載コーナーで、東京・千駄ヶ谷にあるGOOD NEIGHBOR’S FINE FOODSの一品として、ニンニクのレリッシュをご紹介頂きました。

気軽なホームパーティーの手土産におすすめです。

渾身の新作できました

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「Hotdog stuff」

ホットドックのために作ったピクルスです。

食欲をそそるキャベツ独特の香りをより一層際立たせるキャラウェイシード、味に深みをもたせるため一年じっくり熟成させた古漬けキュウリを刻んで加え、さらにピーマン、万願寺とうがらし、ししとう、青とうがらしでより爽やかにスパイシーに、ソーセージは味も脂も濃いので、それに耐えうるようしっかりした酸味に仕上げました。ケチャップやマスタードとも相性がいいので共に挟んで下さい。

もちろん、hotdog 以外にも、カレーの付け合わせやお酒のお供にもどうぞ。ブルーチーズと合います。是非、お試しください。

 

休み

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市内への出荷の帰り、海に寄ってきました。

ちゃぷんと浸かり、仰向けになって広い空をぼんやり見遣る。自分の息遣いと耳に当たる水の音しか聞こえない。人が本当に脱力出来る瞬間は水に浮かんでいるときくらいかもしれない。寝ているときでさえ常にどこか局部で支えなければならず、草取りでしゃがむときはなお更、なんて体は重たいんだと思う。ふと我に返り、沖に流されてないか居ない筈のサメが現れないか不安になってばしゃばしゃ浜に向かって逃げ泳ぐ。嫁が不安な目でこちらを見ている。そんなアホな一人遊びが僕にとっての休みです。

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休日といった休日はほとんどないけれど、日常の中に時々ほっとできる瞬間や何か他のことに熱中する時間を持つこと、休むことも仕事のうちだと改めて感じています。

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畑のようす 8月下旬

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背丈を超える紫蘇。今年も期待できそうです。(仕込は九月中旬の予定)

キュウリが終わり、冬野菜の種蒔きに気持ちを切り替える季節になりました。その一方で最盛期を迎えるナスや万願寺とうがらしの仕込みを進めていきます。

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生姜は日照り続きで水不足ですが何とか芽を増やしています。

ここで、残念な報告をしなければなりません。

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期待していたトマトが、相次いでカラスに食べられ、青枯れ病にかかり、もはや一定数量の秀品を見込めなくなったため仕切り直しすることにしました。しかし、カラスとは思ってもみませんでした。色づいた実だけでなく青いものまで食べられ、そこらへんに転がされている姿は何ともやるせないものです。仕立て方を今一度見直す必要があります。いくら敷き草を厚く敷いて、実が土に触れていなくても、トマトは虫に食べられることもわかりました。来年、やり方を変えて、また挑戦します。

それにしても、鳥獣害が毎年ひどくなってきているように思います。耕作放棄地が増え、猟をする人が減ってきたからでしょうか。辺りの田んぼでは穂が付き始めています。充実する前の甘い乳液をイノシシは好んでしがむらしく、田んぼに隣接する休耕地が藪の状態ではその温床となるので草刈りを急がなければなりません。

 

 

 

畑のようす8月上旬

 

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7月から暑い日が続いています。夕立があったうちに白ネギの定植は無事終わりました。オクラやショウガ、ナス、ピーマン、万願寺とうがらしの畑の草取りも、朝飯前や日暮れ時に少しずつ進めてきので、草に埋もれず元気です。

ピクルスの仕込はキュウリに加えてオクラも始まりました。

炎天下を避けるようにしていますが、それでも暑いですね。

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