定番のズッキーニのピクルス。生ハムやクリームチーズと合わせてベーグルサンドがおすすめです。
投稿者「ikufarm」のアーカイブ
畑のようす〜7月上旬〜
日照量が足りないと特に実がつかないズッキーニ。このところ晴れ間が続いているので調子が上がってきました。
一方のきゅうり。雨が少ないので水不足の心配もしています。土が乾かないよう、植え付け、支柱立ての後、暫時、刈り草を敷きました。猛暑続きなので夕方に少しずつ進めてきましたが、ようやくひと段落と思いきや、台風の予報。
昨年は長雨と台風の繰り返しで、キュウリは不作でした。風でほろぼろになった葉がようやく生え替わったと思うとまた台風。そういうものだったと思い出しました。
今年の生姜は一部、自分で囲った種生姜を使いました。つまり自家採種。これまで買わせていただいている地元農家さんにいつまでも頼るわけにはいかないので、少しずつ囲う方法(保管方法)を試行錯誤してきてようやくうまくいきそうです。
そしてその奥に何度も撒き直したオクラですが、こちらはどうにもダメでした。発芽率が悪いのか食べられてしまったのか。加えて獣に踏み荒らされるということもあっていよいよ、タイムオーバー。そしてこれまで5年以上更新してきた種も残りわずかとなってしまい、今の段階で奇跡的に成長している数株は種取り用にすることにしました。
生姜の畑も(カボチャ、ピーマン、万願寺とうがらし、ナスの畑も)何度も獣に踏み荒らされました。きっとミミズを掘って食べているのだと思います。幸いなことに致命傷というほどまではいってません。これまで1割ほど折れたと思いますが。
上が購入した種生姜から出てきた芽。下は自家採取。自家採取の方が発芽も早く、芽の数も多いです。
ナスはアブラムシが付いて、今ひとつ調子が上がりません。暑すぎたり乾燥が続いたり、過酷な環境なので仕方がないですね。台風が来る前に支柱を立てなければなりません。
最近出荷の生鮮
畑のようす〜6月下旬〜
畑のようす〜6月上旬〜
春作の遅れが響いておりますが、ようやく生鮮出荷ができるようになってきました。何をいつ作付するかは今もなお試行錯誤中。昨年に続き、オクラは発芽しても虫にやられ播き直しの根気勝負。産地では連作できないとされているようですが、そんなことはないはず。ズッキーニについては、植え付け後のウリハムシ対策として不織布や行燈をかけることをやめて、毎日自ら補る方向でどうやら落ち着きそうです。80株以上のズッキーニに対してカボチャとコリンキーは合わせて30株そこそこ、手間もさほどではないなので行燈をかけて避けるようにしています。
(写っている三段の一番下がカボチャとコリンキー、その上が生姜とオクラ、その上がピーマンと万願寺とうがらしの植え付け前)
防虫ネットや不織布はできるだけ使いたくない。高価ということもありますが、ゴミになるし畑の景色としてあまりに残念。掛けていることでかえって、目が行き届かなくなり、草取りが遅れることもあります。そして、虫にやられなくてもこれからの季節は蒸れて病気になってしまうから、大根もキャベツも掛けないようにして、毎日手で捕る。それでカバーできるくらいの作付量にしていこうと思っています。
(本日出荷の生鮮)
畑のようす〜5月上旬〜
再び嶺北の山へ
山登りについては、嫁の方が俄然モチベーションが高い。私は運転が好きではなく、叶うものなら自転車で登山口まで来たいくらい。なので、小一時間で行ける近場にお気にいりの山が増えたのは嬉しい。石鎚山にもまた行きたいし、三嶺にも行きたいけれど3時間近くかかってしまうのが億劫だ。
芽吹き始めた山の上。この日は風が強くて体温調節に何度も着たり脱いだりを繰り返した。
チョコレートにクランベリーとレーズン、くるみとひまわりの種がたっぷり入ったパウンドケーキはハイカロリーな山仕様。弁当は、かつて少年野球をしていた頃のチーム飯。お母さん達が毎度の献立に悩まないように考えられた、卵焼きとソーセージがあればオッケーというのを踏襲している。今回はそれにプラス、三つ葉とおジャコの炒め物。
メンテナンスの一日
出来ることなら週一でも休みをとって自転車とプール三昧の1日を過ごすしたい。根がストイックに出来ていないわたしはとどのつまり、そうでもしないと日々のストレッチすら億劫になってしまう。
ちなみに、ストイックという言葉を辞書で引いてみると、「禁欲的で感情に動かされず、苦楽を超越する様子(した人)」とある。だから私はストイックと言われることもあるけれど、とんでもない。世間ではそうでなくとも、毎朝決まった時間に起きて日々を規則的におくることが模範とされがちだ。しかし、現実的に感情の波はあるものだし、いろんな物事に対して疑問を持ったり悩んだり、考える質であれば余計にそうあることは難しい。波があるのは困りものだが、その振幅をうまいこと使えばそれなりになんとかなるのではないか。やるべき仕事からは逃げられない。やりたいことでリズムを作るのだ。
県道16号で峠を越えて高知市内まで往復4時間半ほど、間に小一時間泳いで6時間そこそこの行程をバロメーターとしている。これが日常的に難なくこなせるようでなければ、草を刈って運んで裁断しての土づくりや山仕事を続けることは出来ない。つまり、シビアで差し迫った問題なのだ。
自分にとっては結構キツい峠道なのに、存外多くの人がサイクリングを楽しんでいる。乗る人からすれば、なんということはない峠なのだろうか。
畑のようす〜4月中旬〜
嶺北の山々
本格的な畑シーズンを迎える前に、山へ行くことにした。代掻き前の綺麗な汗見川を上へ上へと県境の峠まで。1時間ほどで登山口に着く。
花も新緑もまだだったが、静かで久しぶりに心が休まった。昼過ぎから登り始めたので、時間的に無理をせず、大森山で引き返すことに。前日まで丸太を運んだり割ったりしていたこともあって、心地よい疲労感に充分満足できた。山々を見渡す開放感、その中で弁当を食べる贅沢なひと時。長閑なところですねと言われるような中山間地で暮らしているのに、更に奥へまた登る。ただ歩くことに専念できるということ、ただ景色を楽しめることって、仕事や責任に追われる日常では中々叶わないものだ。
自分たちの暮らしがこの奥深き山々の中にある。頂から見渡せば、虫にたかられ汗にまみれる毎日をまた頑張ろうと思える。残した木々がいよいよ立派に映え、木漏れ日が射すようになるのは嬉しい。かけがえなき花鳥風月。
同じ集落の還暦を過ぎた農家さんが息子に跡を譲り、花のなる木を植えている。幸せのかたち。子を授からなかった私たちは、この地において一代で終いをつけることになる。けれど、それもまた人生ということで、私たちは私たちなりに楽しみを見出していきたいと思っている。
装備はいつもの一泊分。弁当作って非常食は手軽なクスクス。
道中、山の至る所に植林の大規模な皆伐が進んでいた。大胆過ぎやしないだろうかと心配になる。