投稿者「ikufarm」のアーカイブ

秋の山行〜矢筈山’25〜

朝晩の気温が下がり、ストーブを焚く日もでてきました。金木犀の香りが山へと誘います。秋の作付けは残りあと少し。身体と相談しながら進めています。中年ともなれば常にどこか炎症しているものらしく、高負荷有酸素運動によって身体はその回復に努める際、その慢性的な炎症についても治そうと頑張るのだとか。本当かどうかはさておき、昨年の秋は山行後に頑張りすぎて失敗。ギックリ腰になったので、今回は自分が思っているよりも回復に時間がかかることを念頭に用心します。

さて、この秋は久しぶりに石鎚の裏参道を行きたいと考えており、そのハードな山行前の調整ということで矢筈山へ向かいました。日帰りですが、そういうこともあって、しっかりテント泊装備です。身体への負担や怪我のリスクを考えれば、荷物の軽量化は必須かもしれず、昨今の流行はまさにウルトラライト。ただ、ギミック(仕掛け)てんこ盛りの気軽でスマートなスタイルは、これまた矢鱈とコマーシャライズされているや登山アプリや捜索サービス、山岳保険ありきなのではと思うと、(確かにそれも備えの一つかもしれないけれど)結局はいつものスタイルに落ち着きます。

 植林で鬱蒼とした序盤の急登を過ぎれば巨大樹の森が広がります。

 尾根に出れば笹原が広がります。正面がこれから向かう矢筈山。左に遠く見える三角とそれに続くなだらかな笹原が天狗塚と牛の背。

秋晴れに心も晴れ渡ります。

 本日のお弁当は栗ご飯、牛すじの煮込み(紅生姜を添えて)、焼いた茄子とピーマン、そして定番、山登り仕様の卵焼き。(しっとり甘く、卵6つに対して煮切った味醂を90cc、薄口醤油と塩少々で味を整えます)

腰痛持ちはロールマット必携。友人がお土産にくれたコーヒーと嫁のパウンドケーキでひと心地。森の中で寝転ぶのは最高です。

暮れゆく中を下山します。一瞬一瞬変わってゆく光の色。高知の山はほとんどが植林なので、僅かに残る原生林を大切にしたいですね。

畑のようす〜9月下旬〜

今年は季節の移ろいが暦より少し遅い気がします。26日に彼岸は明けましたが、彼岸花は月末になってもまだ開かない蕾があります。そういうこともあって、種まきは例年より少し遅めです。8月の下旬はまだまだ熱中症になる暑さで体力的に無理だったこともありますが、雨も9月に入ってようやく降ってくれるようになったので、人参も遅めに蒔いて正解でした。

 

 

本日出荷の生鮮

ピーマンが穫れ始めました。みずみずしいので、サラダで食べていただくのがおすすめです。カボチャは「えびす」。しっとり系ですが、煮物だけでなく天ぷらも美味しいです。

本日出荷の生鮮

ブシュカンがとれ始めました。かるく塩でしんなりさせたゴーヤに皮を下ろして振りかけ(へぐってみじん切りでもOK)、果汁をたっぷりかけていただくのがおすすめです。爽やかな香りと苦味が残暑で疲れた身体をスッキリさせてくれますよ。我が家ではそれになすレリッシュを和えるのが定番です。カレーライスや天ぷらなどのお口直しにもちょうどいいです。

本日出荷の生鮮

まだまだ暑い日が続きます。湿度も上がり疲れも溜まってくる頃、ニラは体のお掃除に、繊維が強くてもしっかりたっぷり食べて欲しいです。

新鮮な茄子は包丁を入れるとパンと弾けるように切れます。青じそと浅漬けにしてもいいですね。舌を刺すようなエグ味が全くないので、天ぷらにしても蒸し茄子にしても、ふんわり甘く、いくらでも食べられますよ。

バジルはジャガイモとニンニクでパスタにどうぞ。

畑では落花生の草取りです。

コリンキーがしっかりとれました。

茄子とオクラ

それぞれ最盛期を迎えています。

茄子はまだ霜の降りる3月末に種を蒔いて苗を立て、6月の梅雨時に植え付け刈草を細断して厚く敷き、収穫が始まるのは8月の立秋ごろ。調べてみると、茄子は晩夏の季語なのですね。比較的冷涼な(春が遅く冬が早い)中山間地にある我が家では秋茄子こそ旬です。

オクラははじめ5月下旬に蒔いたのですが、虫に食べられたのか発芽したはずがほとんど消えてしまったので、6月中旬に蒔きなおしました。なので、まだ胸の高さです。

ちー坊の最近のお気に入りはここ。無造作に入れてあった内箱と板段ボールによる斜め具合がリクライニングベッドよろしくちょうど良いみたいです。