朝晩の気温が下がり、ストーブを焚く日もでてきました。秋の作付けは残りあと少し。身体と相談しながら進めています。整体には隔月で通うようにしていましたが、それでは追いつかず故障すること度々だったので、毎月通うようにしました。先生のお薦めとしても、体のメンテナンスを考えれば最低でも月一回の施術は必要とのこと。
これまでを振り返ると、疲労のピークが春と秋の作付けシーズンに来て、そこでうまく回復できず故障してきました。スケジュールが押してくるとどうしても気が休まらなくなり、うまく寝付けられず悪循環に陥る。私にとっての山行はそこから抜け出す超回復の手段でもあるのです。中年ともなれば常にどこか炎症を起こしているものらしく、高負荷有酸素運動によって身体はその回復に努める際、日頃の炎症についても治そうと頑張るそうです。本当かどうかは知りませんが、山から帰ってくるとぐっすり眠れて身体の回復に全集中できる実感があります。ただし、昨年の秋は山行後に頑張りすぎて失敗、ギックリ腰になったので、今回はさらに休息を取ることにします。
この秋は久しぶりに石鎚の裏参道を行きたいと考えており、その二泊三日のハードな山行前の調整ということで矢筈山へ向かいました。日帰りですが、そういうこともあって、しっかりテント泊装備です。身体への負担や怪我のリスクを考えれば、荷物の軽量化は必須かもしれず、昨今の流行はまさにライト&ファストですが、もしものことを考えると、減らせるのはテントをツェルトに代えるくらい?寝袋一式もやっぱりあった方がいい。なので結局は毎度決まったこのスタイルです。水は500mlの水筒と2リットルのウォーターバック。結果は、1.5リットルも余ったのですが、これも予備としては必要かなと思います。道に迷ってビバークをしたときは、この過ぎるほどの装備に救われました。
植林で鬱蒼とした序盤の急登を過ぎれば巨大樹の森が広がります。
尾根に出れば笹原が広がります。正面がこれから向かう矢筈山。左に遠く見える三角とそれに続くなだらかな笹原が天狗塚と牛の背。
本日のお弁当は栗ご飯、牛すじの煮込み(紅生姜を添えて)、焼いた茄子とピーマン、そして定番、山登り仕様の卵焼き。(しっとり甘く、卵6つに対して煮切った味醂を90cc、薄口醤油と塩少々で味を整えます)
腰痛持ちはロールマット必携。友人がお土産にくれたコーヒーと嫁のパウンドケーキでひと心地。森の中で寝転ぶのは最高です。
暮れゆく中を下山します。一瞬一瞬変わってゆく光の色。高知の山はほとんどが植林なので、僅かに残る原生林を大切にしたいですね。