山仕事備忘録〜裏山’24〜

裏山は、7年から5年ほど前に伐った一帯が片付いたので次へ。久しぶりにまとめて伐りました。ある程度まとめて伐るのは残したい木を健全に育て、植生を更新するためです。なお、生えている樹木全てを伐り剥ぐのではなく、また、個人が一人ごとごとやるくらいの小規模である場合、皆伐には当たりません。あくまで自主防災が主な目的であり、保全のための除伐ということになるでしょう。

上には林道が通っており、今回はその下までを伐りました。安心して通行できるよう、株を高く残して路肩に敷き並べ、急斜面には土留めとしても重要な水平の足場を組み上げていきます。普通であれば重機を使うところ、手持ちの道具となれば、軽トラ、牽引具、ジャッキ、そして結局は人力で持ち上げたり引き上げたりもするのでかなりの重労働。残したい木や構造物などに誤って倒さないため、倒す順番や方向、かかり木を未然に防ぐための枝打ちなど、色々大変だったので終わってから寝込みました。山の仕事は気力体力共に使います。

なんという木か知りませんが、太い枝を方々に張り出してとても厄介でした。右隣の杉は枯れています。

材として伐るのではないので、安全重視でツルを必要十分に残します。今回は直径40センチ未満の細い木ばかりだったので助かりました。とはいえ十分に重く、竹のようには扱えません。

これで我が家の薪3年分はあるでしょうか。次を育てるために土留めとして残すもの以外は順次片付けていきます。