放棄林の手入れ

猛暑が続きます。以前は麦わら帽に濡らしタオルで炎天下も仕事をしていましたが、最早とてもではありません。熱は身体に蓄積されるのか、頑張るとかえって弱くなるようです。作物にとっても限界はあり、今後、病虫害が増えることはあっても減ることはないのだろうと思います。生育に必要な日照量を確保しつつ如何にして木陰を作り気温上昇を抑えるか。また、土砂災害が各地で起こっているのを見ると周りの放棄林に不安が募ります。これまで山仕事は主に冬だけでしたが、それでは間に合わないように思うので暇を見つけては手入れを続けています。

自分が管理すべき山には未だ一度も手を付けられていないところがあり、ある程度伐り倒して日常的な手入れをするための下地作りを少なくともここ数年で終えたいと考えています。日々の手入れができて初めて現状が見えてくるので、全くの手付かずが最も怖いのです。農園としては何より畑仕事を優先したいのですが、立地的な制約はあり、また、年齢的にいよいよこうしたハードな仕事を先延ばしにはできないという危機感もあり、急務だと考えています。

 この春片づけたところ。竹は小切らずそのままを積み上げた方が嵩張らず安定する。こういう仕事は一人でごとごとやる方が、大変ではあるけれど安全。自分が還暦を迎える頃にはこれら積み上げたものが片付き、必要な分だけを伐り出して暮らしていけることが理想。腰と相談しながらなので少しずつ時間がかかります。

次はこの一帯。 ここも今年中に手をつける予定。下を整えて枝打ちから。

 (7月7日)我が家の川涼みは7月中下旬まで。