「まきので“食べるを考える”」に出店して

秋の穏やかな陽気の中、とてもリラックスしたイベントとなりました。

はじめてのお客様だけでなく、私たちの知らないところでこれまで懇意にして下さっていたお客様にもお会いすることができました。また、10年ぶりの懐かしい顔や、久しぶりの出店者仲間、そして、今回の出店を事前に知って下さっていて、わざわざ顔を見に来てくださった方々の嬉しいサプライズもあり、しみじみ出店してよかったと思いました。

牧野植物園のある五台山からは高知の街並みが一望できます。

大学に入るのを機に高知で暮らすようになってもうじき20年になり、其処ここに懐かしい顔が浮かび、暗中模索でひとり彷徨っていた街角が目に入ってきます。本当に自分のことを気に掛け、その言葉の通りに心配してくれていた人とそうではなかった人が、今となってはわかります。そして、それは私自身にも言えることでした。有り難いことにパートナーに恵まれ、自分たちの仕事に共感してくださる人がいることを実感できるようになり、目に映る街の景色は新しく塗り替わったように感じています。これまで気にはなっていても、自分のことに精一杯でかける言葉も見つからなかった相手とも、はじめて楽しい会話ができました。思えばお互い様だったのかもしれません。これからが楽しみです。

少しでもこうした機会に出て来れたらと思っています。