住めば都

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視界が開けたここからの景色が気に入っています。

今日は、地区の運動会。裏山で薪仕事をしていると、にぎやかな声が聞こえてきました。いいものですね。

生まれ育った土地を離れ、どこへでも行ける自由を手に入れた人にとって、「住めば都」と思える事は、かえって難しいことなのかもしれません。実際は思っていたほど、どこへでも行ける訳ではなく、当てもなければ切りもない。流れ流れて果ては独り、路上で野垂れ死ぬ自分を想像する事もあると思います。私はありました。不確かな理想ばかり求めて無為に年を重ねればリアルに起こりうると思ったのです。受け入れてくれる農家や土地を転々し、修行が修行で終わってしまう人の話を聞く事もありました。

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以前は杉檜で鬱蒼としていた裏山。生活に必要な薪を40年先も50年先も自分で用意できるよう、浅木の山にしていきたいので、皆伐を進めています。腕力があるうちに。

IMG_2759 春にまとめて伐り倒しておいたので、程よく水分もヤニも抜けています。枝は鉈を入れると足で折れるので扱いやすくなっています。冬を越すにはそれを早く片付け、また新たに伐り倒しておく必要があります。

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一昨年前に埋めたドングリもしっかり育っています。今はまだ数株ですけど、いずれは原木椎茸の栽培ができるように準備を進めています。